STORE CALCULATOR · 04

人時売上高・時間帯別人時売上

1日の売上高と時間帯ごとの開始・終了時刻、人数から総人時と人時売上高を計算。時間帯別売上、目標との差、人時生産性も端末内で確認できます。

入力値は端末内だけで計算

1日の売上と人員配置を入力

開始・終了時刻と人数から、各時間帯の人時を自動計算します。

以下は説明用の架空例を初期入力しています。自由に上書きできます。

円
円/人時
空欄にすると目標比較を省略します。

シフト・人員配置

終了時刻が開始時刻より前なら、翌日の時刻として計算します。

時間帯 1
人
この時間帯3時間 × 2人 = 6人時
時間帯 2
人
この時間帯4時間 × 3人 = 12人時
時間帯 3
人
この時間帯4時間 × 2人 = 8人時
時間帯 4
人
この時間帯5時間 × 3人 = 15人時
時間帯 5
人
この時間帯3時間 × 2人 = 6人時
時間帯 6
人
この時間帯5時間 × 1人 = 5人時

入力項目の説明

1日の売上高
計算したい1日分の売上合計です。時間帯別売上を入力する場合も、同じ日・同じ店舗範囲にそろえます。
開始時刻・終了時刻
各時間帯の時刻です。終了時刻が開始時刻より早い場合は、日付をまたぐ時間帯として計算します。休憩を含めない場合は、休憩の前後で行を分けて入力します。
人数
その時間帯に勤務する人数です。勤務時間に人数を掛け、時間帯ごとの人時を計算します。
時間帯売上(任意)
「時間帯別売上も入力する」を選ぶと入力できます。その時間帯の売上を人時で割り、時間帯別人時売上を表示します。
目標人時売上高(任意)
比較したい目標額です。現在値との差と、現在の売上高で目標値になる参考人時を表示します。
粗利益・粗利率(任意)
「人時生産性も計算する」を選ぶと入力できます。粗利益または粗利率から、1人1時間あたりの粗利益を計算します。

計算方法

人時売上高とは

従業員1人が1時間働く間に、平均いくらの売上があるかを表す指標です。たとえば3人が5時間勤務すると、その時間帯は15人時です。複数の時間帯がある場合は、それぞれの人時を合計します。

時間帯の人時 = 勤務時間 × 人数

総人時 = 各時間帯の人時の合計

1日全体の人時売上高 = 1日の売上高 ÷ 総人時

時間帯別人時売上の計算方法

時間帯売上を入力すると、各時間帯の売上と人員配置を同じ単位で比較できます。

時間帯別人時売上 = 時間帯売上 ÷ その時間帯の人時

目標値との比較

目標との差 = 現在の人時売上高 − 目標人時売上高

目標値になる参考人時 = 1日の売上高 ÷ 目標人時売上高

参考人時は、目標値との比較に使う試算です。必要な人数や勤務時間を決めるものではありません。

人時売上と人時生産性の違い

人時売上は、従業員1人が1時間働く間の平均売上です。人時生産性は、同じ1人1時間あたりに平均いくらの粗利益を生み出しているかを表します。

人時生産性 = 粗利益 ÷ 総人時

粗利率から求める粗利益 = 売上高 × 粗利率 ÷ 100

具体的な計算例

1日全体の人時売上を計算

以下は説明用の架空例です。売上815,000円。6:00〜9:00は2人、9:00〜13:00は3人、13:00〜17:00は2人、17:00〜22:00は3人、22:00〜1:00は2人、1:00〜6:00は1人で勤務します。

総人時52人時・1日全体の人時売上高は約15,673.08円/人時

時間帯別人時売上を計算

以下は説明用の架空例です。17:00〜22:00の売上240,000円、勤務人数3人。勤務時間5時間のため15人時です。

時間帯別人時売上は16,000円/人時

目標値と比較

以下は説明用の架空例です。売上690,000円、総人時50人時、目標人時売上高15,000円/人時。

現在値13,800円/人時・目標との差−1,200円/人時・目標値になる参考人時46人時

よくある間違い

  • 営業時間だけを総労働時間として扱い、各時間帯の勤務人数を掛けない。
  • 1日全体の平均だけを見て、売上や作業量が集中する時間帯を確認しない。
  • 同じ時間帯を重ねて入力し、人時を二重に加算する。人数が変わる時刻で行を分けます。
  • 目標値を下回っただけで人員が多いと判断する。接客、納品、品出し、清掃、発注などの業務量も別に確認が必要です。

人時売上だけではシフト人数を決められない

人時売上高は、店舗運営の効率を見る一つの指標です。数値だけで必要人数やシフトを決めず、時間帯ごとの客数、作業内容、サービス品質と合わせて確認します。

作業量を見て人数を考える

運営者の実務経験では、シフト人数を考えるとき、売上、客数、曜日、納品、時間帯を別々に見るのではなく、それらが組み合わさって生まれる作業量を意識しています。その時間帯に必要な作業を、無理なく終えられる人員かどうかも確認します。

数値だけ上げても適切とは限らない

人数を減らすと、計算上の人時売上高は上がりやすくなります。一方で、清掃状態、売場の状態、作業の進捗状況が、店舗運営側として許容できる状態に保たれなければ、数値だけ改善しても適切とは言い切れません。人時売上高は、人を減らすための数値ではありません。

1日平均だけで判断しない

店舗は時間帯によって客数、売上、納品、必要な作業が変わります。1日全体の平均だけでなく時間帯別に見ると、同じ1日平均でも、時間帯ごとの売上と作業量の違いを整理できます。

結果表の「1日平均との差」は、各時間帯の人時売上と1日全体の人時売上の数値差です。人員の過不足を断定するものではありません。

時間帯別売上を入力できる場合は、各時間帯の人時売上も確認します。売上を時間帯別に分けられない場合は、総人時と1日全体の結果だけを使い、推測した売上を入力しません。

時間帯ごとの人時売上に差が出ること自体は不自然ではありません。運営者の実務では、お客様が少ない時間帯に清掃などの必要業務を進め、業務量の偏りを整えることがあります。売上が少ない時間帯も、必要な作業に使われているかを合わせて確認します。

曜日によって必要人数は変わる

同じ店舗でも、曜日によって売上や作業量が異なることがあります。毎日同じ人数を置く前提にせず、曜日ごとに同じ条件で1日分を計算し、時間帯別の結果を比べると、配置の違いを確認しやすくなります。必要人数は売上だけでなく、納品、品出し、清掃、発注などの業務量も含めて判断します。

新人教育を短期の人時売上だけで判断しない

運営者の実務では、新人教育のために一時的に通常より多くの人員や教育時間が必要になることがあります。その時間だけを見ると、人時売上高や人時生産性は低く見える可能性があります。ただし、新人がその後長期間働く場合、教育に使った時間は店舗にとって大きな財産になり得ます。短期の数値だけで教育の価値を判断しません。

目標人時売上は比較用の参考値

目標との差と参考人時は、現在の売上と人員配置を比較するための試算です。必要人数は接客、納品、品出し、清掃などの業務量も含めて判断してください。

粗利益が分かる場合は人時生産性も確認

人時売上は売上高を基準にし、人時生産性は粗利益を基準にします。同じ人時売上でも、商品の粗利構成によって人時生産性は異なります。粗利益または粗利率が分かる場合は、計算機の「人時生産性も計算する」を利用できます。

粗利益や粗利率を先に確認したい場合は、粗利・粗利率・売価逆算を利用できます。